神社について説明してある文章を読むと、色々な肩書きが存在することに驚きます。

東京で御朱印巡りをする際によく耳にするのが｢東京五社｣ですが、一体どんな神社を指すのでしょうか。

今回は東京五社の気になるご利益と御朱印についてお伝えします。

東京五社はどの神社？

出典：http://blog-imgs-72-origin.fc2.com/a/r/a/araki298/fc2blog_20150304171648b62.jpg

東京五社は東京大神宮、明治神宮、靖国神社、日枝神社、大國魂神社の五つをさします。

でも東京五社って一体どういった意味なのでしょうか。

かつて日本国内では、全国のお寺を整理してその序列をハッキリさせるために｢五山十刹｣の制度が敷かれていました。

その起源を遡ると鎌倉時代にはすでに存在していた制度だとか。

東京五社は格付け制度の神社版です。

東京都内に存在する、実に2000社近くの神社の中のトップファイブと言えます。

どんな御朱印がもらえるの？

格式の高い神社として名高い東京五社ですが、それぞれにお祀りする神さまは異なりますので、ご利益も違います。

御朱印は一社を覗いてどこも初穂料は300円ですが、やはり各社ごとに特色があります。

一体どんなご利益が頂けるのか、どのような特徴があるのか東京五社それぞれご紹介します。

東京大神宮

東京に住んでいる人でも気軽にお伊勢詣りを楽しめるようにと創建された神社です。

お祀りするのは伊勢の神さまの代表格とも言える天照大神です。

縁結びに確かなご利益があるとして、女性の絶大な支持を集めています。

御朱印は神社名・参拝日・朱印を押してもらう一種類のみです。

明治神宮

明治神宮は、明治天皇・皇后ご夫妻の徳を永遠に後世に伝えるために創建された神社です。

ご利益は夫妻の絆にちなんだ縁結びと世界平和ですが、｢永遠の杜｣計画によって生み出された豊かな自然から癒やしの力を授かることが出来るとして有名です。

なお、明治神宮では御朱印を頂くのに500円納めます。

明治神宮でのみ販売されている限定柄の御朱印帳と併せて頂く場合のお値段は1000円です。

他の神社より若干お値段が高めですが、明治神宮では一緒にポストカードも頂けますので、納得の価格です。

また明治神宮は日本で最も参拝者が多いと言われている神社です。

そのため初詣の時期や土日はもちろん、平日でも混雑状況によっては頂くのに待ち時間が発生する場合があります。

時間に余裕をもって出かけた方がいいでしょう。

靖国神社

終戦の日が近付くと政府要人の参拝問題で話題に上がる靖国神社ですが、第二次世界大戦だけではなく、明治時代以降の戦争(内戦含む)全般で戦死した方々の鎮魂のために創建された神社です。

気になるご利益ですが、戦時中多くの人が｢日本の未来のため｣｢愛する家族のため｣亡くなり、その魂が安らかにいられるように祈る場所ですので、何かを授かる場所と言うよりは自分の過去や未来と向き合うための場所と言えるでしょう。

靖国神社では御朱印を参集殿で頂けますが、この際順番待ちの場合は番号札をもらいます。

この番号札、なんと桜の形をしているのです。なんとも靖国神社らしい演出で、順番待ちが楽しくなります。

日枝神社

お祀りする大山咋神にちなみ、安産・縁結び・子育て・商売繁盛・厄除けのご利益を授かることが出来る神社です。

日枝神社で頂く御朱印は、神社の象徴でもある｢二葉の葵｣の印が神社の名前や神印とは違う色で押されているため東京五社の中ではもっともカラフルです。

またランダムで三種類ある栞のうちの一つが頂けるので、参拝の度に頂きたくなってしまいます。

また神社オリジナルの御朱印帳はなんと6種類もあります。

御朱印帳は一つ1000円ですが、東京十社巡り用の御朱印帳だけは1200円ですのでご注意下さい。

大國魂神社

大國魂大神をお祀りする大國魂神社は武蔵の地を古来より見守ってきた神社です。

お祀りする神さまにちなみ、厄除け・縁結びにご利益があります。

また大國魂大神はおまじない・占いの神さまでもあるので、祈願にはうってつけの神さまと言えます。

御朱印は社務所で頂けます。

武蔵国の主な神社を1箇所に集めただけあり、その印には｢武蔵総社｣の文字が入ります。

御朱印帳も初穂料1500円と、他の神社より若干お高めとなっています。

まとめ

東京五社についてご紹介しました。

全て都内に集中して鎮座する神社ですので、1日あれば全て網羅できます。ぜひ全てお詣りしてみて下さい！

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